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3.炭酸泉を擁する国内の温泉地との比較 

温泉地ごとの比較        

 ヨーロッパに比べると、日本は食塩泉や硫黄泉が多く炭酸泉はそれほど多くはありません。これは炭酸泉が火山活動末期の地帯や地層の有機物質が多い地帯によく見られ、日本の火山活動がまだ新しく、温泉の温度も高温であることから炭酸ガスを含有しにくいことが原因であると考えられます。中央ヨーロッパでは堆積する地層が石灰岩であるため、天然の炭酸泉が豊富にあることから、人々も古くからその恩恵を受けてきたと推測できます。

 炭酸泉に「日本一」と銘打っている温泉地は、国内で長湯温泉を除いて五箇所ほどありますが、いずれも山間の小さな温泉地で「炭酸濃度」「温度」「湧出量」のバランスに偏りが見られます。

Q.1,000ppmが炭酸泉と定義されていますが、それ以下の温泉は効能も低いのでしょうか?

A.いいえ。そんな事は決してありません。ミュンヘン大学の調査では、「400ppmが効果の最小量」としていますが、それ以下の濃度でも充分な効能があります。(財)中央温泉研究所・甘露寺泰雄所長は450ppmが最小量という見解をされています。